しがない若者の人生終了日記

遺書代わりに日記を書いています。

窓際族と天下り

「会社で努力しても報われないので、私のような仕事に対して無気力無関心な若者が増えている」というのが持論です。報われないことを前提に、ワークライフバランスにおいて大きくプライベート重視になるのが必然です。

ここで登場するのが窓際族と天下りという概念です。窓際族というのは主に中高年社員が年齢と実力に合った仕事がなく、社内ニートとなっている、窓際で何もしない人という概念です。天下りは一定年齢で一定の役職に就けなかったキャリア官僚が省庁の斡旋で外郭団体などに再就職し、高い給与をえるシステムです。

どちらも悪いことだとされ、現代では廃れる向きが強いですが、出世出来なかった人を救済するという面では必要悪だったのではないかと思います。とりわけ窓際族に関してはじゃあ無能な中高年社員をどうするかとなったとき、直接的な退職勧奨や追い出し部屋行きということになってしまうので、窓際で遊ばせられる状態の方が正常だとも言えます。

Wikipediaのブラック企業の項目には

ブラック企業は突如として現れたのではなく、日本型雇用が変容する過程で台頭してきた[12]。従来の日本型雇用においては、単身赴任、長時間労働、サービス残業にみられる企業の強大な指揮命令が労働者に課される一方で、年功賃金や長期雇用、企業福祉が保障されてきた。しかし、ブラック企業では見かえりとしての長期雇用保障や手厚い企業福祉がないにもかかわらず指揮命令の強さが残っている[13]。

と記載があります。高度成長期の日本企業は長時間労働や単身赴任などのムチが大きかったぶん、アメも大きかったのです。「アメ」の極端なものが窓際族や天下りということになります。そして、日本経済の衰退により大きなアメを用意できなくなりましたが、ムチの大きさだけが残ってしまったのです。今後ムチが弱くなる、つまり労働時間の短縮や本人の希望しない転勤が減っていくだろうとは思いますが、まあ中々進まないでしょう。