しがない若者の人生終了日記

遺書代わりに日記を書いています。

無敵の老人と社会的制裁

飯塚幸三という80代のおじいちゃんが池袋で自動車事故を起こしたという事件がありました。

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刑事罰、民事賠償、社会的制裁の3つで飯塚氏へのペナルティを考えます。

刑事罰については、上級国民だから逮捕されないという話がありますが、それならカルロス・ゴーンは逮捕されない訳で、恐らく退院後過失運転致死で逮捕・起訴されます。ただ、初犯で過失犯ですから恐らく執行猶予が付きます。それとは別の行政処分として運転免許は取り消しとなります。

民事訴訟については、自動車保険に入っていればほとんど身代わりになってくれます。社会的制裁という点で見ても、既に退職しているので会社から懲戒を受けたり、再就職できないということもありません。

総合的に言って、それなりに大きな事故でありながら免許取り消しになる以外ほとんどノーダメージです。

厳罰志向で考えるなら、80代が車を運転するということはそれ自体が危険な行為で、過失運転より1ランク上の危険運転(飲酒運転と同格)をとられるべきとも言えます。ただ、「高齢者が車を運転したら危険運転にする」と書いてない以上、法の支配の下ノーマルな過失運転扱いになります。また、厳罰化や免許の取り上げをすればいいかといえばそういう話でもなく、1人1台車を持つのが当然の地域で車が無かったらどうすればいいんだという話もあります。非常に今の高齢化社会の弊害を表した事故です。

 

予てから思っていたのですが、犯罪行為に対する社会的制裁というのが主に就職に絡む(懲戒解雇になり、再就職が難しくなる)ということを考えると、定年退職した高齢者は社会的制裁を受けにくいということになります。非常にバランスが悪いです。大昔、退職から死ぬまでが短かったころに作られたのが今の刑法ですから、高齢犯罪者に対しては対処ができない面があります。

高齢犯罪者は更生して社会復帰を目指すということにはならず、刑罰の目標は専ら社会に迷惑をかけさせないことになります。となると、刑務所に入れるではなく、適当な介護施設にでもぶち込むのが適当なような気がしますが、さてどうしたものでしょう。