しがない若者の人生終了日記

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ゆたぼん君とキッズYouTuberという法の空白地帯

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今ゆたぼんという不登校系YouTuberが話題を呼んでいます。

www.youtube.com

色々議論はありますが、今回私が記事にしたいのはゆたぼん君を含めたキッズYouTuberというのはいわば法の空白地帯にある存在ではないかという話です。

キッズYouTuberというのは文字通り小さな子どもが出演しているチャンネルで、キッズラインやせんももあいしーチャンネルなどが有名です。これらに対しては従前より子供をお金稼ぎに使うなという声が大きく、賛否両論分かれる存在でした。ゆたぼん君の登場によって殊更親のエゴで子供をYouTubeに出すなという意見は強まっているのではないかと思います。

 

ここで労働基準法を見てみましょう。

第56条(最低年齢)
1.使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまで(即ち、義務教育が終わっていない中学生以下の児童・生徒について)、これを使用してはならない。
2.満13歳以上の児童については、修学時間外に、健康及び福祉に有害でなく、その労働が軽易なものについては、行政官庁(所轄労働基準監督署長)の許可を受けて使用出来る。また、映画製作・演劇の事業については、満13歳に満たない児童についても同様とする。

基本的に高校生以上でないと原則として雇用してはならず、中学生相当の年少者は労基署への申請が必要、13歳未満の年少者は「映画製作・演劇の事業」、つまり子役のみ代役がいないということで特例的に労働が許可されています。寺田心くんの「ブックオフなのに本ねえじゃん!」は、大人の人がやるのでは面白くないので、特例的に子供が演じているということになります。いずれにせよ、年少者の労働は年少者の保護という目的でかなり制限されていることになります。

ここでキッズYouTuberという概念を考えてみましょう。そもそも動画投稿というのが労働なのか否かがよく分からない、労働だとしてYouTuberという職種に一般的な労働基準法が適用されるかもよく分からない、しかも生計を同じくする家族だけの経営の場合は労働基準法の適用外と、総じて法律の網をすり抜けていることが分かります。キッズYouTuberというのは言ってしまえば脱法ドラッグのようなもので、法整備が追いついていないので何をしてもセーフという扱いになっているのです。

キッズYouTuberというのは非常に人気が高く、全てを禁止にしたほうが良いとも思いません。一方でYouTubeに出演している少年少女の将来を考えると「法律に何も書いてないから何してもセーフ」という現状を放置しておくのが良いとも思えません。今後何らかの法整備がされると良いなあと思います。

 

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