しがない若者の人生終了日記

遺書代わりに日記を書いています。

文系は営業しかない論

文系は理系より就職が弱く、営業職にしか就けないというイメージがあります。実際どうなのか、個人的な結論としては「文系はメーカーの技術職に就けない分、理系より全体的に就職先が下方スライドする」というのがポイントではないかと考えています。

日本において「大手企業」と言われる企業はトヨタ自動車を筆頭に製造業、いわゆるメーカーが多い傾向にあります。ものづくり立国とか技術立国などと言われますが、製造業の地位が高いのが日本の傾向です。時価総額ランキングのトップ50を見てもトヨタ、ホンダ、ソニー、キーエンス、武田薬品、キヤノン、富士フイルムなど、製造業の会社が多いことがわかります。

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日本一のメーカーであるトヨタ自動車では大卒者を「事務職」「技術職」「業務職」の3区分で募集しています。業務職というのは一般事務を行う区分で、他で言う一般職と言い換えることもできます。

メーカーではトヨタ自動車に限らず、概ね事務系職種と技術系職種に分かれ、基本的に文系学生は事務職に、理系学生は技術職にエントリーすることになります。しかし、理系は事務職に応募できる一方、文系は技術職に応募出来ません。さらに、理系学生の方が数が少ないかつ、技術職の採用人数の方が多い(企業によるが)ので、理系の方が競争率が下がることになります。ここが「文系は就職に不利である」といわれる所以であり、同じメーカーであれば文系の方が入りにくいということになります。同じ偏差値の大学であれば理系のほうが有名企業に入りやすいとも取れますが、文理で偏差値は大きく変わるので、一概には言えません。

なお、「メーカーの技術職」は概ね対応する学科の人間しか募集していないので、理系と一口に言っても学科によって状況は大きく異なります。機電系が就職に強いのはメーカー技術職との親和性が高いからであり、逆に「数学科は就職できない」と言われるのは、数学科とメーカー技術職との親和性が低いことに起因します。

日本の大手企業にはメーカーが多く、かつそのメーカーは理系学生を集めているので、文系学生の方が全体的に就職先が下の方へスライドします。下の方へスライドした結果、表題にあるように飛び込み営業であったり、飲食、小売、介護、下流SE、パチンコ屋のような一般に不人気とされる業職種に就職する人が増えるということになります。

文系はいらないとか需給のアンバランスとかIT人材がなんだとか色々言われていますが、一番は末端の労働環境が悪すぎるのが問題です。飲食小売は土日休みではなく営業時間も長いですが、じゃあその分なにか優遇されているかといえば何もありません。どうにかならないんですかね。