しがない若者の人生終了日記

遺書代わりに日記を書いています。

食品メーカー人気と半農半X

※そうした方がブログっぽいので今回は敬体ではなく常体です。

 

今の就職活動では食品メーカーが人気とされている。

job.mynavi.jp

このランキングでは、味の素、明治、アサヒビールといった食品メーカーが名を連ねている。一体何故食品メーカーが人気かといえば、昨今の大企業でもリストラが不可避になってきたという情勢において、「食品という生活に必ず必要なものを生産しているので、業績が急降下しにくく、リストラもされにくいだろう」ということが挙げられている。ただし、昨今ではキリンビールがリストラ策を発表したが、「食品メーカー=リストラされない」も絶対とはいえない。ことキリンビールにおいては業績が安定しているにも関わらずリストラを行っている。厳しいグローバル競争の中で、余裕があるうちに首を切って他分野へ投資をしないといけないのである。

そこでここからは筆者の妄想だが、今後日本では昔ながらの「農民」というものが増えるのではないだろうか。

日本の衰退により終身雇用が守れなくなった現状、「どうすれば死なないか?」を考えた時、「自分で食料を生産すれば飢えることはない」という原始的な結論に行き着くのである。もう少しややこしい言い方をすれば、通常経済が発展するにつれ主要産業が第一次産業から第二次産業、第三次産業へとシフトしていくところ、日本は経済が縮小しているので逆に第三次産業から第二次産業、第二次産業から第一次産業へとシフトしていくとも言える。食品メーカーというのは製造業なので第二次産業にあたるが、食品を生産しているという点でやや第一次産業寄りでもある。こういったところからも「日本は徐々に第一次産業へ回帰していく」と取れるのではなかろうか。

「半農半X」という言葉がある。字面だけだとなんとなく新しそうな言葉だが、要は兼業農家のことであり、自分や家族が生きる分の食料を農家として生産し、それ以外にもう一つ何か兼業をすることで現金収入を得るのである。おおよそ大金持ちにはなれそうもないが、餓死することもなさそうである。普通に働いて普通に儲けるというのが難しくなっている今、どちらかというと金持ちになるよりは餓死しないということの方が重要ではなかろうか。

農業というのは人々の生活を支える重要な産業である。一方で、情報革命が叫ばれる中で市民レベルでは逆に農耕社会に回帰していくというのもおかしな話である。消費税が10%に上がるが、一体誰のための国家なのか、誰のための企業なのか、今日も世界は閉塞感に満ちていく。